生で観た・聴いたアーチスト(日本人)

Last Update Thursday, February 01, 2007
舘野 泉 Izumi Tateno ♂ (Piano)
コンサート
日時: 1988年10月27日(木)
会場: (広島)

 ダンボール箱の荷物を整理していたら、舘野泉さんのサイン色紙が出てきた。
 中央には、舘野さんの左手に沿って手を広げた形が描かれている。舘野さんの手は大きいのである。薬指の元が7mmくらい途切れているのは指輪をされていたからだろう。色紙の左上に私の名前。右下に舘野さんの名前と日付が書かれている。

 この日のプログラムはフィンランドの作曲家の作品が中心だったと思う。一曲ごとに曲の解説をしてくださり、クラシックのコンサートでありながらとても和やかに楽しいコンサートだったことを覚えている。

 その後、舘野さんは倒れられ、右半身が不自由になりながらも、左手だけで演奏するピアニストとして復活されたことを聞いたときは、身体の震えが止まらなかった。それほどまでに音楽を愛しておられるとは。未だに私の左手はよくならず、連日の演奏ができない状態が続いているが、舘野さんのことを考えると甘い考えは飛んでいってしまう。音楽に対していつまでも純粋に接していきたい。

[2007年2月1日(木)記載]

坂庭 省吾 Shogo Sakaniwa ♂ (Acoustic Guitar)
名古屋でのコンサート
日時: かなり前のこと
会場: 名古屋で

 今朝の毎日新聞で坂庭さんの訃報が告げられていた。12月15日に亡くなられたとのこと。とても驚いた。
 来年から丹後に自分の好きなミュージシャンを招いて、丹後の人にライヴを見て、聴いてもらおうと思っている。坂庭さんはその招聘したいミュージシャンの一人だったのである。

 坂庭さんを知ったのは高校2年生の時である。ナターシャ・セブンのLPを買って聴いたのが始めだ。正確無比のピッキングに舌を巻いた。フラットピッキングの爽快さを教えてくれたのが坂庭さんだろう。

 坂庭さんの生演奏を聴いたのは名古屋であった。その時は4人のSAMで演奏を聴いた。坂庭さんはマンドリンとヴォーカルだった。メンバーに華を持たせて、自分は目立たないようにしているように見えたが、私の目は坂庭さんばかり追っていた。このような気配りの人がリーダーだとメンバーも演奏しやすかったに違いない。

 招聘する時は坂庭さんと宮崎さんのデュオでかな、などと具体的に考えていただけに坂庭さんの生演奏がもう聴けないとは残念でならない。本当に惜しい人を亡くしました。心からご冥福をお祈り致します。

[2003年12月17日(水)記載]

Gontiti ♂ (Acoustic Guitar Duo)
Gontiti Twilight Live "Just Two Guitars" 〜ZOO(ずー)っと住みたい、憩いと安らぎのまち豊橋〜
日時: 2001年9月24日(月 振替休日) 16:40 ~ 18:40
会場: 豊橋総合動植物園(豊橋市)

 このコンサートのことは9月上旬にOさんから聞いていて、心の片隅にあった。行ければ行きたい。Hにもこのコンサートの話をしていたが、仕事が入っていて無理だった。

 9月24日当日、浜松駅から在来線で二川(ふたがわ)駅までJRで行った。何も無い町、そんな第一印象である。ここから簡単な地図に従い、歩いた。浜松駅を出る前にポンパドールで買ったピロシキをかじりながら歩いた。パリに住んでいたときによく歩きながら食べたものだ。デニッシュも歩きながら食べた。
歩いていくと直に観覧車が見え始めた。あの方向だ。豊橋総合動植物園に着いた。入り口で入場料の600円を払って入る。このような場所に一人で来るのはとても珍しいことだ。

 それにしても暑い。半袖のTシャツ一枚で汗が出てくる。9月ももう終わりだというのに。素晴らしく天気が良い。

 自然史博物館(?)で恐竜の骨を見る。演奏が始まるまでに時間があるからだ。フリーマーケットをやっていたのでそこもじっくりと見た。掘り出し物は・・・ない。

 とりあえず演奏会場を知っておこうと探す。直に見つかる。野外だから当然理解しておくべきだったのだが、ステージの前は草広場。敷物を持ってくれば良かった。3時半頃、人はまだ疎ら。ざっと見ても50人くらいかな。そうだ、フリーマーケットで敷物を探そう。歩いている内になかなか良い柄の反物を見つけた。敷物に使った後、Hにあげよう。

 4時過ぎになると人もぼちぼちステージ前に座りだした。良い場所がなくなるといけないからここぞと思える場所を見つけて座る。一人だと場所を確保しやすいが、やはり寂しい。周りにも一人で来ている人はいなさそうだ。人が少ないと思っていたが、演奏時間に向けて急激に人が増え始めた。早めに座ってて良かった。ほんとに人が多くなってきっと1,000人を越えていたのではないかと思う。最初はこんな大がかりなPAがいるのかなとも思ったが、この人数なら必要だ。とにかく多い。

 ゴンチチファンになってからかなりの年月が経つが、実は生ゴンチチは初めてである。バックバンドが付くのかと思っていたが、どうも二人のコンサートっぽいコンサートタイトルだ。4時40分、時間になるとゴンチチの二人が姿を現した。本物だ(当たり前だ)。なんだかすごく嬉しい。ステージの後ろはかなりの高さまで伸びた木が生い茂っているのだが、正に演奏が始まると同時に太陽がその木に隠れた。太陽が隠れると涼しくなってきたので、持ってきたトレーナーを着た。

 ゴンチチは赤いオベーションのギターを弾いている。赤いギターはトレードマークだが、白い衣装によく似合う。あまりオベーションのギターは好きではないのだが、今回は見直した。かなり音がよい。三上さんの弾いているナイロン弦の方は特に良い。とてもパワフルである。

 MCは松村さんである。さすがディスクジョッキーをしてるくらいで、話がうまい。面白いのだ。三上さんは無口であまりしゃべらないが、ときどき変なことを言って笑わせる。

 二人はウクレレに持ち替えた。三上さんが6弦、松村さんが8弦ウクレレである。非常に良い。ウクレレデュオがこれほどまでに良いとは。普通のウクレレのイメージとは全く異なる音世界がある。

 一部と二部の間に15分の休憩。場所のことがあるので、離れられず。人はさらに増えていた。

 二部ではパーカッショニストのかけはしいくおさんが加わる。非常にうまい人である。ダイナミクスが広く、つぼを押さえた演奏は心地よい。ゴンチチの音楽にピッタリだ。

 松村さんがリードを取る場面はなかったんじゃないかな。三上さんがリードを取って、松村さんがバッキングというスタイルなんだな、この二人は。それにしても縦横無尽の三上さんのリードプレイには舌を巻くのみ。うまい。なんてうまいんだろう。松村さんのバッキングも絶妙だ。どちらかと言うとこのバッキングにすごく興味がある。俺も誰かとデュオが組みたいよ。そう思わせる素晴らしいコンサートだった。

 コンサートが始まり、だんだん暮れなずんでいく会場。山に帰る鳥、鳥、鳥。多すぎてちょっと怖かった。そして月。最高の設定なのだ。

 このコンサートは今年のベストギグと言っていいな。最高だ。

[2001年9月29日(土)記載]

木村 大 Dai Kimura♂ (Classical Guitar)
試奏
日時: 2002年6月21日(金) 夕方
場所: 木村大氏アパート(イギリス ロンドン市内)

 クラシックギターの仕事でロンドンに出張した際、大さんに時間を取っていただき、ヤマハクラシックギター、GC71, GC70を試奏していただいた。彼はこの秋から始まる王立音楽院のクラスを始めるにあたって、英語のクラスに通っていた。私たちが会った時には一週間ギターを弾いていないと言っていた。彼の部屋に入れてもらった。地下の部屋である。地下だが道路脇であるため、太陽光は十分に入る。

 大さんはギターを手にすると、とにかく弾きまくった。のどが渇いてどうしようもない子が渇きを癒すかのようだ。GC71とGC70をとっかえひっかえ、何度も何度も弾いた。現在彼が使用するAlbert Nejime Ohnoも弾いた。彼は日本人製作家の楽器を弾いていたのだ。側・裏板は柿の木とのことであったが、あまりなじみのある材ではなく、私が知っている材としてはジリコーテがこれに近いのかと思った。

 日本を代表する若手ギタリストであり、そのテクニックは度肝を抜く。何という早さであろう。私はかつて早弾きを練習していて腱鞘炎になったことがあり、早く弾くことに対して恐怖心があるのだが、私が弾ける早さの何倍もの早さで正確に弾いていく。

 ヤマハギターへの彼のリクエストは「もっと弦高を高くして欲しい」彼のスタイルだと、標準の弦高では低すぎるようなのだ。大さんは楽器を十分に鳴らし切り、楽器全体を大きく響かせている。弦だけが細く鳴るのではない。今でも十分に有名だが、世界レベルで活躍していける人だと思う。

 我々は本人の希望で、木村さんの呼び名を大さんとしたが、彼は学友から「おまえの名前はクレイジーだ」と言われているらしい。確かに「あなたの名前は?」と訊かれて、「Dai=Die(「死ぬ」と聞こえる)です」と答えたら質問した方はびっくりするだろう。「悪魔」と付けるよりもっとクレイジーな命名かも知れない。この国際化時代、子どもの名前を付けるのも容易ではないなと感じた。

[2002年7月14日(日)記載]


石井 敏資 Toshiji Ishii♂ (Classical Guitar)
面会
日時: 2002年6月27日(木) 夜
場所: レストラン(フランス パリ市内)

 私と同じ年のフランス在住ギタリスト石井さんと会う。
 かつてパリギタートリオのセカンドギターだった人で、現在はソロ活動をしている。今までに500以上のコンサートをヨーロッパ中心にこなしてきた。現在はギターを教えることがメインのようであるが、演奏活動も続けている。コンサート活動をしてきた人の話を聞くのは実に面白い。しかも石井さんはギタートリオを長く続けてきた人なので特に興味があった。

 年齢が40歳となる今年、パリでの生活が日本での生活より長くなる。本人はパリに永住するつもりのようであるが、日本に帰って日本社会で生きていく最後のチャンスが今であるという認識もある。殊更かように40歳と言う年は難しい年齢なのだ。

[2002年7月14日(日)記載]


大萩 康司 Yasuji Ohagi♂ (Classical Guitar)
試奏
日時: 2002年6月28日(金) 夜
場所: ホテル、レストラン(フランス パリ市内)

 木村大氏と並び称される若手ギタリストの一人、大萩さんに会う。パリ郊外に仕事に行った後、彼のアパートがある近くまで行き、車に乗っていただき、ホテルまで戻る。どこか良い場所があれば良かったのだが、私の部屋で試奏していただくことになった。彼の試奏は他人と異なり、かなり丁寧に楽器を見る。まずは楽器の基本性能を確認している。ポジションにて音色の極端な違いがないか。ピッチの極端な違いはないか等細かくチェックしている。スケールを弾いて確かめる。木村さんのように弾きまくることがない。沈着冷静なのである。
 パリでの生活も4年くらいになるのだろうか。フランスと日本を行き来して、演奏活動を続けている。今年は特に忙しいらしく、日本から帰ってすぐに東欧ツアーが組んであるといった具合だ。来年からはこんな滅茶苦茶なスケジューリングはさせないと。それはそうだろう。躰がもたない。
 それにしても良い音を出すギタリストである。ギタリストの命は音色であると最近感じているので、大いに触発されるところがあった。

 なんでも新譜は夜中から朝までの時間を使って教会で録音したとのことで、このレコーディングではくたくたになったようだ。日中は生活音があるため録音できず、朝は鳥のさえずりが聞こえてきたら録音中止というなんとも優雅な録音である。しかし、アコースティックな楽器ならこのくらい徹底してやるのは良い。このアルバムは買おうと思う。

 今後の活躍にも期待したい。

[2002年7月14日(日)記載]


打田 十紀夫 Tokio Uchida ♂ (Acoustic Guitar)
デモンストレーション
日時: 2002年8月24日(土)
会場: 科学技術館()

 大楽器祭でのドブロギターデモ演。とても楽しいデモ演であった。私はスライドギターをやらないが、やってみたくなった。

[2002年9月1日(日)記載]


一 卓嗣 Takashi Hajime ♂ (Acoustic Guitar)
ライブ
日時: 2002年8月24日(土)
会場: ペンギンハウス(高円寺)

 出張で大楽器祭を訪問後、夕方に高円寺に赴く。初めてである。会場に着くとちょうど店開きをした時で、一番乗りとなった。はじめさんと小川さんに挨拶。はじめさんに会うのは二回目。小川さんとは初めてのご対面。

 この日は何とFG180でのライブだった。驚いた。ギターの音はそこそこ良かった。さすが日本製の銘器だ。ただ5カポなどにするとかなりチューニングが苦しくなる。ZoomのリバーブとDun Electroのイコライザーにマッキンタイヤーピックアップ。よく音作りができていたと思う。
ただはじめさんの曲なら、マイクの方がベターだと思うのだ。

 Stone Pavement、R.N.の憂鬱他とても綺麗なメロディーを持つ曲を次々と演奏。また生で聴きたくなった。

[2002年9月1日(日)記載]


小川 倫生 Michio Ogawa ♂ (Acoustic Guitar)
ライブ
日時: 2002年8月24日(土)
会場: ペンギンハウス(高円寺)

 ついに小川さんに会った。今まで何度電話で話をしただろうか。そう、小川さんは話し好きなのだ。一回電話となると一時間くらいは経ってしまう。私は長電話しない人間なので、とても珍しい。それだけこの人には話していたくなる魅力があると言うことだ。

 愛用しているLowdenに、L.R.BaggsのD.Iとリバーブのシンプルな設定。しかし、これであの世界を作り上げるテクニーク、脱帽である。
 とにかくうまい。なんでこんなにうまいんだろう。
 既に完成している。ファーストアルバムを上梓した時には完成していたのであろう。テクニークもさることながら、ギターの音使い、音色の作り方、曲作り、アレンジ等々。安心して聴いていられる心地よさ。比類のないうまさである。プロ、アマ合わせて考えても最も上位にランクできると思う。プロでやっていないのが不思議なくらいだ。
 もちろん、プロでやっていくには音楽に関すること以外に多くのことをクリアしていかなければならないのだが。
 いずれにせよ、埋もれてほしくないギタリストだ。

 この日ホテルに着いたのは12時前だったが、興奮していていつまでも眠れなかった。間違いなく将来のアクースティックギター界の中心となる逸材である。

[2002年9月1日(日)記載]


北村 昌陽 Masahi Kitamura ♂ (Acoustic Guitar)
初対面
日時: 2002年8月24日(土)
会場: ペンギンハウス(高円寺)

 はじめさんと小川さんのライブを聴きに来た北村さんとご対面。メールや電話で交信したことはあるのだが、会うのは初めて。Acoustic Breath参加のギタリストでまだ会ったことがない人もいるのだ。近い内に小川さんとのジョイントライブが行われる。

[2002年9月1日(日)記載]


鈴木 一郎 Ichiro Suzuki ♂ (Classical Guitar)
初対面
日時: 2002年9月5日(木)
会場: ヤマハ本社(浜松市)

 スペイン、バルセロナ在住のクラシックギタリスト、鈴木一郎さんが来浜。神戸から東京に移動される間に浜松に寄られた。

 2ヶ月間に渡り行われるバルセロナギター音楽祭の音楽監督をされている。今年は既に終わったが、既に13回の歴史を持つギター音楽祭である。あのフラメンコギタリストVicente Amigoを見いだした人なのである。
 今年の音楽祭にもVicenteは出場していた。来年はPaco De Luciaが出場するとのこと。ぜひ訪れたい音楽祭だ。

 いろいろなことで有名なのだが、何と言ってもイエペスが生前弾いていたギターを所有されていることでも知られている。

[2002年9月7日(土)記載]


南澤 大介 Daisuke Minamizawa ♂ (Composition & Acoustic Guitar)
ギタークリニック
日時: 2002年9月14日(土)
会場: クエストミュージック(浜松)

 南澤君に会うのは13、4年ぶりである。私が東京に住んでいた時に初めて会った。
 当時は我々の仲間内では既に頭角を現していたが、今日会う南澤君は作曲家で、編曲家で、そして超絶ギタリストとしての南澤大介である。あまりギターを弾かないとは言うが十分うまい。この人がギターだけに専念していたらどれだけの人間になっていたかと思うが、やはり彼は作曲することをメインとしている人間なのだと思う。

 音楽だけで生計を立てている私より若い知人、友人を見ると、会うと、刺激を受ける。このまま埋もれてはいけない。自分の人生は一度きりしかない。

[2002年9月15日(日)記載]


小松原 俊 Shun Komatsubara ♂ (Acoustic Guitar)
ギター試奏
日時: 2002年10月27(日)
会場: アコースティックファンフェア会場(刈谷)

 会場でのクリニックを終えてから内田ギターブースに来られた。前日、土曜日はライブがあった。
 コマンチさんに会うのは久しぶりである。ますます痩せた感じであったが、体重は変わっていないとのこと。いずみさんのために作られたNボディのギターを弾く。このギターはトップが杉で、側・裏板がアフリカンブラックウッドのため、比重差が最もあるギターとなっている。弾く人弾く人でこれだけの音色の違いがでる楽器も珍しい。コマンチさんが弾くと、とても甘い音がするのだ。なんとも甘い音。

 コマンチさんは2年かけて、右手のフォームを変えたと言われた。ギタリストとしては相当の冒険であったと思う。今まで聴いたことなかったが、トレモロ奏法をされたので、これはフォーム変更後の奏法ではないかと思った次第だ。
 常に向上心を持って進む人が好きである。次回はライブで演奏が聴きたい。

[2002年11月2日(土)記載]


野村 義男 Yoshio Nomura ♂ (Electric Guitar)
ギター試奏
日時: 2002年10月27(日)
会場: アコースティックファンフェア会場(刈谷)

 全く予期していなかったのだが、テレビの取材が入ってきた。レポーターはかなりふっくらした、よっちゃんだった。金髪にして、パーマかけて、ふっくらしていて、いっぱい指輪つけて、どこのおっちゃんかと思ったのだが、よっちゃんだったねえ。

 内田ギターブースの前で、27弦テルツハープギターに興味を示したので、「弾いてみますか」と差し出して弾いてもらったところ、ほとんど弾けなかった。この楽器を初対面で弾ける人は限られるくらいの人なのだが。
 テレビカメラも回っているので、少しだけ弾いた。この場面がテレビで流れたらしい。

 近寄りがたいのとは違うのだが、何かしらオーラのようなものが出ているのは感じたな。

[2002年11月4日(月 振替休日)記載]


福田 進一 Shin-ichi Fukuda ♂ (Classical Guitar)
ギター試奏
日時: 2002年11月 9日(日)
会場: 2002弦楽器フェア(東京千代田区)

 福田さんの演奏は20年前くらいに大阪府吹田市で聴いたことがある。非常にうまい方だと思った。
 それからずっと聴く機会がなかった。浜松ギター鑑賞友の会で福田さんのコンサートを主催した時は運が悪く、出張が入ってしまった。

 この日、弦楽器フェアに出張で、科学技術館に来ていた。ヤマハのブースがある場所は、個人製作家のギターも沢山展示されていた。ここで人だかりがしているところがあり、そこを覗きに行った。
 男性が無心にギターを弾いていた。誰かすぐには分からなかったが、試奏し終えた男性の顔を見ると福田さんだった。それでこの人だかりだったのだ。試奏されていたギターは気に入られたようだが、受け取った製作家はどうだっただろうか。
 優れたギタリストに共通するが、指の動きが実に流麗である。音だけでなく、見た目でも聴衆を魅了する術を心得ている。何だかとても良い気分で聴いていた。

[2003年 4月10日(木)記載]


岡崎 倫典 Rynten Okazaki ♂ (Acoustic Guitar)
沢田知可子コンサート
日時: 2003年8月 2日(土)
会場: 酒呑童子祭り(京都府大江町)

 岡山県新見市で13時にライヴして、14時過ぎてからその地を立ち、19時を少し回ってから野外ライヴ会場に到着。
 沢田知可子コンサートなのだが、バックは倫典さんのギターのみ。存在感があった。スリリングなギターワークはますます冴え渡り、かっこよかった。着いたのが遅く、ほとんどコンサートは終わりに近かったのだが、3曲ほど倫典さんのギターが聴け、後で話ができた。よく間に合ったと思う。久しぶりに会ったのだが、倫典さんは変わっていなかった。

 ギターソロが聴ける機会があると良いのだが、丹後に住んでいるとそれも難しいかな。


[久しぶりの倫典氏との再会。ギターはGreven。良い音していた]


[2003年 8月3日(日)記載]


南澤 大介 Daisuke Minamizawa ♂ (Composition & Acoustic Guitar)
浜松科学館のプラネタリウムへ
日時: 2004年7月24日(土)
会場: 浜名湖花博(浜松)

 南澤君に会うのは2年ぶりくらいとなる。今夏に浜松科学館のプラネタリウム用音楽を制作されていて、それを体験されるのがメインだったが、私が7月24日に花博で演奏するのでそれに合わせて来浜されたのだった。
 私の演奏を聴いていただいてから、その場で27弦ハープギターを弾いていただいた。この楽器は初めての人にとってなかなか難しいと思うのだが、すぐに特徴を掴んで弾かれた。集中して一気にその特徴をつかむ様は少年のようであった。ギター好きは一生変わらないだろう。

[2004年8月7日(土)記載]

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